日本経済新聞は9月10日付朝刊企業総合面で「高機能自販機に350億円 コカ・コーライースト4割増 日中の電力95%カット」と見出しをつけた記事を掲載した。しかし、記事と見出しの「350億円」はシステムや車両などを含む設備投資計画の金額だったとして、12日付朝刊で訂正した。
10日付記事では、コカ・コーライーストジャパンが自動販売機の新設や更新に対し、年内に前年比4割増の350億円を投じると報じていた。訂正記事は、350億円がシステムや車両などを含む設備投資計画の金額だったと説明し、自販機投資額には言及していない。だが、日経電子版の記事は、紙面版と同様の訂正文に加えて、見出しの「4割増」が「2割増」に修正され、「自販機の新設や更新など」への投資額について「年内に前年比2割増の201億円を投じる」と修正されていた。
日経新聞の報道について、コカ・コーライーストジャパンは「正しい情報ではありません」とのコメントを出していたが、日経が訂正を出したことについても告知している。
高機能自販機に350億円 コカ・コーライースト4割増 日中の電力、95%カット キリンビバは70~80億円
飲料製造・販売会社(ボトラー)最大手のコカ・コーライーストジャパンは、自動販売機の新設や更新などに対し年内に前年比約4割増の350億円を投じる。消費電力を9割以上減らす省エネ機を増やす。キリンビバレッジも70億~80億円をかけIT(情報技術)対応機を広げる。自販機市場はサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業(JT)から事業を買収するなど陣取り合戦が激しくなっており、各社は最新機の導入を急ぐ。…(以下、略)日本経済新聞2015年9月12日付朝刊11面
日本経済新聞2015年9月12日付朝刊13面(企業総合面トップ)
高機能自販機に201億円 コカ・コーライースト2割増、日中の電力95%カット キリンビバは70~80億円(日本経済新聞電子版の訂正後の記事)
飲料製造・販売会社(ボトラー)最大手のコカ・コーライーストジャパンは、自動販売機の新設や更新などに対し年内に前年比約2割増の201億円を投じる。消費電力を9割以上減らす省エネ機を増やす。キリンビバレッジも70億~80億円をかけIT(情報技術)対応機を広げる。自販機市場はサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業(JT)から事業を買収するなど陣取り合戦が激しくなっており、各社は最新機の導入を急ぐ。…(以下、略)日本経済新聞電子版2015年9月10日掲載
- (初稿:2015年9月14日 18:11)